白老牧場で稲作成功!
2025年10月24日
北海道白老牧場に隣接する自社敷地にある試験圃場で、乾田直播による稲作に成功しました。
一般的な稲作では、水で満たされた水田に苗を植えていきますが、乾田直播では水を張らない乾いた状態の畑に直接種を蒔き育てていきます。

白老牧場で日々生産される牛ふん堆肥を利用した有機無農薬栽培への挑戦として、約1ヘクタールの試験圃場に「ななつぼし」を播種しました。
9月末から10月初頭にかけた集中豪雨の影響により一部倒伏するなどありましたが、しっかりと実りました。
敷島ファームが稲作に着目した点は、米が食用になるのはもちろんのことですが、米を採取した残りの茎部分も稲わらとして牛たちの餌となります。
日々排出される牛ふん堆肥を利用して稲を育て、育て上げた稲わらを牛たちへ還元するという循環型農業は、持続可能な農業のモデルとなります。
乾田直播は育苗施設や田植機器など、特殊な設備機器・工程を必要とせず、豊富な牛ふん堆肥と土地があれば取り組みが可能となります。そのため、耕作放棄地や白老町内に散見する砂利採取跡地などの遊休地への拡大も検討しています。
白老は稲作が盛んな地域ではありませんが、今回の成功を機会に、白老の新しい名産としても広げていけたらと考えています。
苫小牧民報に掲載されました。記事はこちら⇒ 掲載記事へ移動
Other news